「会社の飲み会に行きたくない」
「行かなかったら立場が悪くなるかな、、、出世にも影響しそう」
「人間関係が大事だって言うし、、、」
こんな方々のお悩み・不安を解消します。
毎回、会社の飲み会を断ろうか迷ってしまう方、ぜひご一読ください。
結論から言うと
✔会社の飲み会には行かないで大丈夫です。
理由はこれから説明しますが、「飲み会は半強制参加だ」「行った方がメリットがある」という固定観念は捨ててしまって構いません。
ちなみに私は元人事担当者ですが、人事的観点から見ても、飲み会はデメリットだらけだと断言できます。
「断るのが苦手」「みんなが行くのに、自分だけ行かないのは不安」なのは分かります。
だからこそ、声を大にして伝えたいです。
大丈夫です!
会社の飲み会に行くデメリット
飲み会に行くメリットは、「おじさんと仲良くなれる可能性がある・評価が上がる可能性がある→仕事に好影響を及ぼす可能性がある」くらいです。
後述しますが、このメリットは不必要です。
一方で、会社の飲み会に行くデメリットはたくさんあります。
ということで、まずは、会社の飲み会に行くデメリットをまとめました。
飲み会に行かないということは、これらのデメリットを回避できるということです。
①費用がかかる
当然ですが、飲み会に行くと、費用がかかります。
ランチなら1,000円で済みますが、飲み会の場合、4~5,000円が失われます。
二次会に出席したら、さらにかかりますね。
業務外の嫌な行事に5,000円も払うのは、普通に考えて、おかしいです。
仮に、月に1回飲み会があり、費用が5,000円だとしたら、1年で60,000円失うことになります。
月に2回だとしたら、1年で120,000円です。
月に3回だとしたら、1年で180,000円です。
そのお金があれば、友人と旅行に行くこともできるし、恋人と高級ディナーを食べることもできます。自己投資に充てるのも良いですね。
せっかく苦労して稼いだお金なら、嫌な飲み会に使うのではなく、自分のために使いましょう。
②時間がかかる
飲み会には、費用もかかりますが、時間もかかります。
少なくとも、1回の飲み会で2時間は失います。
二次会に行けば、4~5時間を失います。
会社に雇われている身でも、業務外は自由であるはずです。
その自由な業務外時間を、飲み会に使うのはもったいないですね。
仮に、月に1回飲み会があり、二次会にも出席したら(計5時間かかるとして)、1年で60時間(2.5日分)失うことになります。
月に2回だとしたら、1年で120時間(5日分)です。
月に3回だとしたら、1年で180時間(7.5日分)です。
人生は1度きりです。時間は有限です。
何十、何百時間を飲み会に費やすのではなく、自分のために使いましょう。
③おじさんに囲まれる
基本的に、飲み会は、おじさんに囲まれる可能性が高いです。
※もちろんその限りではありません。
男女問わず、おじさんに囲まれるのが嫌な人は多いはずです。
個人的な話ですが、私は潔癖症なので、汚さに拒否反応が出ます。
1日の仕事を終えた後のおじさんの隣に座る&絡むのは、苦痛でしかありません。
※もちろんそうでない人もいます。
別に悪気があるわけではありませんが、嫌なものは嫌なわけです。
シンプルに考えて、おじさんとお酒を飲んで何が楽しいのでしょうか。
飲み会は仕事ではありません。強制参加はあり得ません。
④精神的疲労
会社の飲み会は、気を遣います。
周りに上司がいれば、当然ですね。
よって、かなりの精神的疲労が溜まります。
繰り返しになりますが、業務外の時間は自由に使っていいんです。
仕事で疲れた後に、さらに疲れてどうするのでしょう。
仕事で最大限の力を発揮する、一流のビジネスパーソンなら、プライベートの時間を大切にするはずです。
仕事の後に、ストレスを溜める意味はありません。
むしろ、友達や同期と飲んでストレスを発散させたり、家でゴロゴロしたりする方が、何百倍も価値があります。
⑤セクハラ・パワハラ・アルハラのリスク
飲み会は、お酒の力が悪い方向に傾き、セクハラやパワハラのリスクが高まります。
「飲み会だから、ちょっとくらいツッコんだ話もできるでしょ」という勘違いをしている人もいます。
男性の場合あまり問題にはなりませんが、女性に年齢を聞くのも、れっきとしたセクハラです。
しかし、平気で聞いていくる上司は必ずいます。
また、アルコール・ハラスメントも問題ですね。
飲みたくないものを強要するのは論外です。にもかかわらず、強要してくる上司も必ずいます。
上下関係を利用した半強制命令を躱すのは、大変骨が折れます。
100%悪いのは相手ですが、嫌な思いをするのを避けるために、会社の飲み会には行かない方が得策です。
⑥評価が下がる可能性がある
飲み会は、楽しい場・時間である必要があります。
ただし、節度は守らなければなりません。
仕事後の飲み会は、仕事からの解放感もあり、どこか気が抜けてしまうことがありますね。
また、お酒で酔っ払う人、調子に乗ってしまう人もいるかと思います。
見ている人は、見ています。
言葉遣い・態度・マナー・性格。
無意識的に、チェックしている人も多いです。
飲み会での評価が、仕事の評価に直接つながることは少ないです。
しかし、飲み会での評価が、その人物の評価につながることは確実です。
間接的に、仕事に悪影響を及ぼすかもしれません。
例えば、真面目で誠実だと思っていた人が、飲み会で、人の悪口ばかり言っていたらどうでしょう。
「本当は、言葉遣いも悪く、正確も悪い人だったのか」という人物評価につながります。
そして、「やっぱりリーダーには向いていないな」という仕事評価につながってしまうかもしれません。
飲み会で、テンションが上がり、注文の仕方が雑だった場合、どうでしょうか。
「いい加減な人なのかも」という人物評価につながり、「仕事もいい加減かも」という仕事評価につながるでしょう。
飲み会に行くメリットは不必要
評価が下がる可能性もあれば、上がる可能性もあります。
先ほども少し言いましたが、会社の飲み会に行くメリットは、「おじさんと仲良くなれる可能性がある・評価が上がる可能性がある→仕事に好影響を及ぼす可能性がある」くらいです。
ただし、このメリットは不必要だと断言します。
確かに、飲み会で上司と仲良くなっておくと、やりたい仕事を振ってもらえたり、良い評価をもらえたりする可能性はあります。
評価には、客観的評価(数字や実績)と主観的評価(印象や好き嫌い)があるからです。
人が人を評価する以上、スキルや実績が同程度でも、好きな人をより高く評価してしまう傾向があることは否めません。
しかし、その評価は、短期的なものです。
会社は、仕事をする場所です。上司の好き嫌いで評価が決まっていては、その会社(部署)は終わりです。
長期的に見れば、自然と、仕事の結果で評価は決まっていきます。
であれば、飲み会に費やすお金と時間を、自己投資に使った方が賢明ですね。
それに、評価が上がる可能性があると言っても、わざわざ飲み会で上げる必要はありません。
普段の行いがしっかりしていれば十分です。
それでも出世に影響があるかも、と不安な方へ
大丈夫です。
会社の飲み会に行かなくても、出世に悪影響はありません。
ただ今ご説明した通り、確かに、飲み会に行くことで、上司と仲良くなれるかもしれません。
しかし、評価が上がったとしても、その評価は短期的なものですし、仕事自体の評価ではありません。
繰り返しになりますが、飲み会に費やすお金と時間を、自己投資に使った方が賢明です。
また、人事評価項目の中に、「飲み会」という項目はありません。
飲み会に行っても行かなくても、人事評価には関係がないわけです。
それに、思い出してみてください。
・飲み会にはほとんど参加しない
・参加しても、必ず一次会で帰る
これらに該当し、且つ、役職も高く、社内で活躍している人がいるはずです。
飲み会に行かなくても大丈夫だということを、彼・彼女らが証明してくれています。
立場が悪くなるかも、、、人間関係が不安な方へ
会社の飲み会に行かないことで
・立場が悪くなるかもしれない
・人間関係が悪くなるかもしれない
・ノリが悪いと思われるかもしれない
このような不安を感じる方もいるでしょう。
飲み会に行かなくても、立場は悪くなりませんし、人間関係も悪くなりません。
飲み会参加者は、嫌がっている人がいるより、参加したい人達だけで飲む方が、楽しいはずです。
最初は、気を遣って何度も誘ってくれるでしょうが、何回か断り続ければ、「飲み会は参加したくない人」という認識をもたれます。
それだけです。
それで人間関係が悪化するようなことにはなりません。普段と変わらないはずです。
もしかしたら、ノリが悪いと感じる上司がいるかもしれませんが、そんな人は少数です。
むしろ、その上司が嫌われているはずです。
先ほどと同じく、思い出してみてください。
・飲み会にはほとんど参加しない
・参加しても、必ず一次会で帰る
これらに該当し、且つ、みんなに慕われ、人間関係が良好そうな人がいるはずです。
会社の人とどこまで仲良くなるかは、人それぞれですが、飲み会に行かないことで、人間関係に悪影響が出ることはありません。
「飲み会に行かなければならない」と思うのは何故か?
ここまで読んで下さった読者なら、会社の飲み会に行く必要はないことを理解しているかと思います。
しかし、それでも飲み会の誘いを断れない人はいるはずです。
行かなくて大丈夫だと分かっているけれど、なぜか「飲み会には行かなければならない」と感じてしまっている人がいるはずです。
それは何故でしょうか?
理由・原因は様々あると思いますが、私が思う最大の理由はコレです。
✔会社への依存。
「今後数年間は、この会社で生きていかなければならない」
「会社が自分の居場所なんだ」
「会社に居場所がなくなったら、他の居場所がない」
「もしクビにでもなったら、人生終わりだ」
このような思いが、心の根底にあるからこそ、会社へ依存してしまっている人が多いように感じます。
そして、会社に依存しているが故に、「飲み会に行くのは普通だ・常識だ」という固定観念が生まれているのかもしれません。
大袈裟ですが、「会社なんてどうでもいいや!」と思っている人は、「飲み会なんてどうでもいいや!」と思っているはずです。
一概に、会社への依存が悪いこととは言えませんが、依存し過ぎるのは良くないですね。
「会社の飲み会には行かないで大丈夫」を実現する具体的方法
・「会社の飲み会には行かなくて大丈夫」と本気で思えるようになるには
・飲み会の誘いを、不安なく断れるようになるには
どうすればいいでしょうか?
✔会社への依存を止めることです。
会社への依存を止めるには、その会社だけに縛られない状態を作り出すことが大切です。
より分かりやすく言うと、「最悪その会社をクビになっても、何とかなる状態」「最悪その会社をクビになっても、すぐに他の行動ができる状態」です。
この状態を作り出すことができれば、心に余裕ができるので、会社に依存しなくても大丈夫になります。
具体的な方法としては、おすすめが2つあります。
1つは、転職サイトに登録すること。
「転職活動を始める」という意味ではありません。
登録するだけでOKです。というのも、転職サイトに登録しておくと、その会社以外の選択肢が、分かりやすく目に見えるからです。
「こういった企業が、こんな募集要項で、このような採用ステップで・・・」と、何となくでもいいので、他の企業に転職するイメージを湧かせることができます。
「最悪その会社をクビになっても、すぐに他の行動ができる状態」を作り出すことができますね。
転職サイトに登録している状態としていない状態とでは、心の余裕に大きな差が生じます。
転職経験がある方は、すでに実践済みかもしれません。
1度も転職したことがない新卒の方は、とりあえず登録してみると、気が楽になると思います。
ただし、登録しすぎると、大量のスカウトメールが送られてきたり、管理が大変だったりするので、まずはリクナビNEXTやDODAだけ登録しておくのがおすすめです。
また、レバテックキャリア と【パソナキャリア】 は、人事部採用担当だった私から見ても、使い勝手がとても良い転職エージェントです。
もう1つは、副業です。
そんなに難しく考える必要はありません。
副業で、月に3~5万円稼ぐことができれば、「最悪その会社をクビになっても、何とかなる状態」を作り出すことができます。
会社以外の収入源があると、会社に依存する必要はなくなり、だいぶ心に余裕ができるはずです。
表現は悪いですが、怒鳴り散らしてくる上司のことを、見下すこともできます。
副業の方法として定番なのは、ブログやアフィリエイトでしょうか。
より手軽なのは、メルカリやラクマなどのフリマアプリ。
個人的な私のおすすめは、クラウドソーシングです。
Webライティングなどの簡単なお仕事で、しっかりと確実に稼げます。
ご存知の方も多いかと思いますが、クラウドワークス やランサーズ が有名です。
最後に|会社の飲み会に対する考え方の変化
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
最後にもう一押し。
会社の飲み会に対する考え方は、年々変わっています。
もちろん、「会社の飲み会には行かなくて大丈夫」という方向へです。
皆さんご存知の通り、若者世代は、仕事よりプライベートを優先させる傾向が強いです。
「飲み会は業務の一部分だ」という絶滅危惧種は、どんどん消えています。
会社の飲み会に行きたくないと考えている人は、周りにたくさんいるわけですね。
飲み会を断りやすい世の中になってきています。未来は明るいかもしれません。
ただ、それでも不安になることがあるでしょう。
「飲み会行かなくてもいいのかな、、、」
そんな時は、また当ページに戻ってきてくださいね。
当ページが、皆さんの人生の一助になれば幸いです。
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