【書評】論理的に幸せをつくる考え方|『無敵の思考』を読んでみた感想

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ひらめきマーク 電球 思考

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以前から気になっていた本。『無敵の思考|誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』を購入してみました。

 

著者は、ひろゆきさん(@hiroyuki_ni)です。2ちゃんねるやニコニコ動画を作った人ですね。とても論理的な方で、ネット界では有名人です。

 

・「考え方」次第で、人は幸せになれる
・その「考え方」にはルールがある
・21のルールで、人生がラクになる

 

簡単にまとめると、このような感じです。分かりやすい文章なので、2時間もあれば読み終えると思います。

以下では、感想を交えながら、私が気になった箇所・フレーズをまとめています。

 

目次

会社員は奴隷か

会社員って奴隷じゃね?

無敵の思考 :P3より

 

冒頭で、こんなお話があります。基本的に、同意です。

エジプトのピラミッドを造った人達は、実は、労働の対価としてパンやビールをもらっていました。

体調が悪いから休む、という人もいたそうです。

つまり、現代の会社員と、ピラミッドを造った人達は、本質的にそこまで変わらないわけですね。

 

おそらく多くの会社員は、給料や働きがいなどの見返りがあるから働いているはずです。そして現在の価値観で見ると、「ピラミッドを造った人たちは奴隷だよね」と普通に思っています。
けれど、今の会社員が給料というものをもらって、ずっと言われたことをやり続けてイヤな思いを我慢していて、たまに過労死や自殺で命を落としてしまっているわけです。
そうすると、もしかしたらこの先、何百年後かには、「会社員って奴隷じゃね?」と思われてしまう気がするわけです。

無敵の思考:P4~5より

 

既に、「会社員は奴隷」だと思っている人も多いはずです。

もちろん、会社での仕事が楽しいと感じている人ならば、思い切り楽しむべきだと思います。

しかし、そうでない場合、“奴隷”になっている可能性は高いはずです。

給料を貰うためだけに、思考を停止し、労働マシーンと化している人は、「考え方を変える」必要があるかもしれませんね。

 

 

幸せはお金で決まらない

大学生の頃って、持っているお金は少ないですよね。

けれど、幸せだった人が多いと思います。

 

バイトで稼いだお金を丸ごと遊びに使う、ということを当たり前にしていて、お金がないならないなりに、友達の家でダラダラ遊んで楽しむということもできます。
でも、社会人になってランニングコストを必要以上に上げてしまった結果、楽しむためではなくて、その上がったランニングコストを維持するために時間を使い続ける人が多いのです。

無敵の思考:P7~8より

 

どうでしょう。心当たりはあるでしょうか?

・大学生→お金は少ない→そこまでお金は必要じゃない→幸せのために時間を使える

・社会人→お金は多い→生活レベルを上げる→お金が必要→労働のために時間を使う

時間に焦点を当てると、分かりやすいですね。社会人は、自分のために使える時間が圧倒的に少ないです。

特に日本人は、世界一働きすぎだとも言われます。日本人の幸福度が低いのも頷けますね。なぜなら、幸せのために使える時間が少ないからです。

 

 

「根拠のない自信」は大事

たとえば、東京大学を出て、大手の企業に入った人がいるとします。その人は、たしかに根拠があるから自信があるのですが、その大企業をクビになってしまったら、その瞬間にとんでもなく不幸を感じてしまうはずです。ステータスという拠って立つものがなくなるからです。
けれど、「根拠のない自信」を持っている人は、根拠がないのだから、拠って立つものもなくて、だからその自信は崩しようがありません。

無敵の思考:P52~53より

 

・根拠はないけれど、自分ならできそう
・みんなができることなら、自分もできるだろう
・何をされても、自分なら大丈夫だろう

根拠のない自信」というものは、心に余裕を与えてくれます

心に余裕があれば、何があっても冷静に対応することができますね。

 

また、根拠のあるなしに関わらず、主導権を握るのは、自信がある人の可能性が高いです。

主導権を握ることができれば、物事を思い通りに進められるので、幸せに近づきます。

であれば、根拠がなくても自信を持っていた方が得ですね。

まさに「無敵」です。

 

 

記憶力はいらない

記憶力が良い人は、メリットがある一方で、デメリットも大きいです。

良い出来事もあれば、悪い出来事もあります。記憶したくないことまで記憶してしまうわけです。

よって、記憶力が悪くても、悲観的になる必要はありません。

本書でも、以下のように述べられています。

 

イヤな思いをずっと記憶し続ける人は、そのストレスをずっと感じ続けるわけです。
僕が3日で忘れてしまうことを、1年も覚え続ける人は、それだけで100倍以上のストレスを受けています。だから僕は100分の1のストレスですむので、記憶力がないことがとてもトクなのです。

無敵の思考:P91~92より

 

現代社会において、記憶力よりも大事なのは、情報検索力かなと思います。

スマホを持っている人であれば、情報量は∞です。いつでも情報が手に入るので、記憶力はそこまで重要になりません。

むしろ必要なのは、膨大な情報の中から、欲しい情報を的確に探し出す力です。

本書でも、以下のような記述があります。

 

いわゆるクイズ王みたいな人は、これからの時代にきつくなってきます。
検索エンジンを使える小学生とクイズ王が戦ったら、早押しという条件でない限り、クイズ王は負けますからね。

無敵の思考:P95より

 

以上です。

 

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