イカスミとタコスミの違いは?何でタコスミ料理はないの?

イカスミパスタ

皆さん、こんにちは!

フリーランスの にしすん です。

当ページは、【イカスミとタコスミの違い】について、簡単にご説明しています。

面白い予備知識にもなるので、サッと流し読みしてもらえたらと思います。

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あれっ?タコスミは?

タコ

先日、イカスミパスタを食べている時に、ふと思いました。

あれ?タコスミは?

イカスミパスタも滅多に食べませんが、タコスミパスタなんて聞いたこともありません。

イカスミと言えば、パスタやリゾット、パエリアなんかによく使われます。

最近は、イカスミを使用したアイスクリームやお菓子も存在するみたいです。

しかし、タコスミを使用した食べ物は、見た事も聞いたこともありません。

タコだって墨吐くよなぁ?と思いつつ、イカスミパスタを食べきるのでした。

ということで、【イカスミタコスミの違い】について調べてみました。

予備知識にはなりますが、そんなに大した内容ではないので、サッと流し読みする程度にしてくださいね!

イカスミとタコスミの効果の違い

イカ

皆さんご存知の通り、イカもタコも、敵に襲われると、墨を吐いて逃げます

ただし、それぞれの墨は、実は効果が違うんです

イカスミの効果

イカの墨は、粘り気が強いです。

よって、吐き出した後も、塊になって海中に漂います

そのため、敵は、「別のイカが現れた!」と錯覚するそうです。

要は、“ダミー”です。

敵が、墨の塊(ダミー)に注意をそらされている間に、逃げることができるんです。

タコスミの効果

一方、タコの墨は、粘り気が強くはありません

よって、吐き出した後は、煙のように広がります

目くらまし”のような効果を持っているわけです。

墨で敵の視界を遮ることにより、逃げられる確率を上げているんですね。

タコスミ料理がない理由 ~イカスミとタコスミの違い~

パエリア イカスミ エビ

イカスミ料理は多いのに、タコスミ料理が全然見当たらない理由。

ちょっとだけ調べてみたので、簡単にご説明します。

イカスミとタコスミの違いに注目してみてください。

①体内の墨の量

比較的、イカの体内の墨の量は多く、タコの体内の墨の量は少ないです。

単純に、「量が少ない」ということが、タコスミ料理が見当たらない理由の1つです。

②取り出しやすさ

イカの墨は取り出しやすいですが、タコの墨は取り出しにくいです。

というのも、タコの墨袋は、体内の奥の方に位置しているからです。

墨を取り出すのに手間がかかる」ことも、タコスミ料理が見当たらない理由の1つなんです。

③墨が残っているか

イカは日本近海で入手しやすいですが、タコは輸入されるものも多く、その輸入過程で内臓がほとんど除去されてしまいます。

また、タコの墨袋は、イカの墨袋に比べてとても小さく、水揚げのときに墨がほとんど残らないそうです。

④うま味

イカスミは、タコスミに比べて、30倍以上のアミノ酸を含んでいます。

つまり、イカスミの方が“うま味”が強いんです。

タコスミが美味しくないというわけではありませんが、味の面でも、イカスミに分がありそうです。

⑤毒素に関する認識

タコスミには、毒素があります。

ただしこの毒素は、一部の生物(特に甲殻類)には有害ですが、人間には無害です。

人間には無害であるにもかかわらず、「タコスミには毒素がある」という認識だけが広がっているわけです。

こういった「毒素に関する誤認」も、タコスミ料理を見かけない理由の1つと言えるでしょう。

まとめ ~いつかタコスミ料理も~

いかがでしたか?

イカスミとタコスミの違い】について、簡単にご説明しました。

イカスミ料理はあるのに、タコスミ料理がない理由
①体内の墨の量
②取り出しやすさ
③墨が残っているか
④うま味
⑤毒素に関する認識

いつの日か、タコスミ料理なるものも食べてみたいですね。

当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。

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