皆さん、こんにちは!
フリーランスの にしすん です。
当ページは、「Googleの基本的な仕組み」について、とても簡潔に分かりやすくご説明しています。
- ブログやサイト初心者の方
- これからSEOについて学ぼうと思っている方
- 「クローラー」「インデックス」という言葉にピンとこない方
ぜひ、参考にしてみてください!
はじめに ~検索エンジンって何?~
皆さんは、「検索エンジン」という言葉をご存知ですか?
おそらく毎日のように使っていると思いますが、「検索エンジン」という言葉自体は、あまり使わないかもしれません。
「検索エンジン」とは、インターネット上の情報(webサイトやwebページ等)を検索する機能・プログラムのことです。
つまり、皆さんがネット上で何かを検索するときに、必ずと言っていいほど使用しているものなんです。
代表的なものは、何といってもGoogleです。
いわゆる“ググる”という行為は、「Googleという検索エンジンを使って検索する」行為なわけです。
「検索エンジン」には、主に2つのタイプがあります。
- ディレクトリ型検索エンジン
- ロボット型検索エンジン
「ディレクトリ型検索エンジン」というのは、人間が編集する検索エンジンです。
「Yahoo!カテゴリ」という有名なものがありましたが、webサイトやwebページが日々急増している現代では、やはり人間が管理するには限界があります。
そこで注目すべきは「ロボット型検索エンジン」です。
ソフトウェアが、自動的に情報を集め、編集してくれる検索エンジンです。
しかし、情報量という意味では便利になりましたが、不当な検索エンジン対策をしたサイトが溢れるようになります。
つまり、検索で上位表示されるように、ある意味でロボットを騙すようなサイトが増えてきたんですね。
当然、そのようなサイトには、ユーザーが求める情報は多く載っていません。
そこで登場したのがGoogleです。
Googleは、不当な検索エンジン対策をしたサイトの検索順位を落とし、ユーザーにとって有意義なサイトの検索順位を上げるような仕組みが施されている、素晴らしい「ロボット型検索エンジン」でなんです。
世界中のユーザーの支持を集めることになり、「世界一の検索エンジン」として検索エンジン市場に君臨しています。
Googleの基本的な仕組み
それでは、Googleという検索エンジンの基本的な仕組みを、簡単にご説明していきます。
はじめのうちは、完全に理解しようとする必要は全くありません。
何となく、「へぇ~、そうなんだ~」くらいに流しても大丈夫です!
“完全に知らない状態”とは大違いですからね!
①「ページランク」とは?
Googleは、ユーザーにとって価値が高いwebページを上位に表示します。
それを可能にする技術の1つが、「ページランク」です。
Googleという検索エンジンにおける、重要な検索順位決定要因なわけです。
「ページランク」とは、簡単に言うと、webページ1つ1つに割り当てられる評価スコアです。
その評価スコアは、被リンク元の数と質で計算されると言われています。
例えば、以下の場合、Xページよりも被リンク数の多いYページの方が、ページランクが高くなり、検索順位が高くなることが予想されます。
Xページ ← 他サイト①(ページランク5)
↑
他サイト②(ページランク5)
他サイト③(ページランク5)
↓
Yページ ← 他サイト①(ページランク5)
↑
他サイト②(ページランク5)
しかし、このままだと、単純に被リンクの数を増やせば上位表示されることになってしまいますね?
そうすると、故意に被リンク数を増やしただけの、悪質なサイトが出てくることになります。
そこで、被リンク元のサイトの「質」にも、焦点が置かれています。
例えば、以下の場合、Xページよりも被リンク数の多いYページの方が、ページランクが高くなったり検索順位が高くなったりするとは限りません。
Xページ ← 他サイト①(ページランク5)
↑
他サイト②(ページランク5)
他サイト③(ページランク2)
↓
Yページ ← 他サイト①(ページランク7)
↑
他サイト②(ページランク3)
ただし、“「質」の良い被リンク元を集めること=SEO”では決してありません。
何よりも大切なのは、そのwebページ自体が、ユーザーにとって本当に価値があるかどうかです。
上位表示に効果のある被リンク元をたくさん集めたとしても、webサイト・ページ自体の質が伴わなければ、結果的に上位表示はされないようになっています。
「ページランク」という技術のおかげで、ユーザーが本当に求めている情報が、上位表示されるんですね!
②「クローラー」とは?
「クロールする」
「クロールロボット」
「クローラーロボット」
ブログやサイトを開設した人なら、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「クローラー」とは、インターネット上に存在するwebページ情報(HTML文章や画像など)を収集するロボットのことです。
「クロール・クローラーロボット」も同じ意味です。
「スパイダー」なんて呼ばれ方もします。
webページとwebページの間のリンクを辿り、webサイトを自動的に検出します。
Googleも、この「クローラー」によってwebページ情報を集めます。
しかし、「クローラー」は、全てのwebページを巡回できるわけではありません。
新しく投稿したページも、すぐに発見されるかどうかは分かりません。
よって、「クローラー」がページ間を巡回しやすいwebサイトを作ることが、SEO上重要なんですね。
“「クローラー」によるwebサイトの巡回しやすさ”
これを意識して、サイト作りをしていきましょう!
③「インデックス」とは?
「インデックス」とは、元々、「索引」という意味を持ちます。
「インデックスする」と言えば、「索引を作る」ということですね。
ここでいう「インデックスする」とは、「ユーザーが後々検索しやすいように、webページの情報を、データベース上で分類する」という意味を持ちます。
先ほどご説明したように、「クローラー」は、インターネット上に存在するwebページ情報を収集します。
そして、そのwebページ情報は、まず、「レポジトリ」という場所に置かれます。
そこから、「インデックスデータベース」に持っていかれ、情報検索がしやすいように分類されます。
つまり、インデックスされます。
インデックスされた情報は、「検索サーバー」という場所に持っていかれ、ユーザーが検索できる状態に加工されます。
「クローラー」が収集したwebページ情報は、この「検索サーバー」に置かれて初めて、私たちが検索可能な状態になるんですね!
「検索サーバー」に置かれるためには、「インデックスされる」ことが不可欠です。
つまり、「データベース上で分類される」ことが必要なんですね。
ブログやサイトを作ったときに、「インデックスを許可するかしないか」を自分で設定できるケースが多いです。
必ず、「インデックスを許可する」設定にするようにしましょう!
④Googleのアルゴリズムについて
「アルゴリズム」とは、問題を解決する・目的を達成するための、処理手順や方法のことをいいます。
SEOにおける「アルゴリズム」とは、簡単に言えば、「検索順位の算定方法」です。
「検索順位ってどうやって決まるの?」ということです。
クローラーによって収集され、インデックスされたwebページ情報は、Googleが設定している何百ものアルゴリズムによって解析されます。
そして、検索キーワードごとに、webページのランク付けが行われます。
その後、検索順位が確定するわけです。
Googleのアルゴリズムには数多くの要素がありますが、代表的なものだけご紹介しておきます。
- コンテンツの独自性(パクリじゃないか・ユーザーにとって有益か等)
- 外部ドメインサイトからのリンクの数と質
- ドメインの評価
- キーワードどのように書かれているか(webページ内)
- キーワードがどのように書かれているか(webサイト全体)
- どのような単語がURLに含まれているか
- webサイトのトラフィック(アクセス数)
どれも大切な要素です。
これらを意識してSEO対策を行っていくと、上位表示されるページを作成しやすくなっていくでしょう。
ただし、初めのうちは、とにかく記事を書くことに集中したほうがいいかもしれません。
記事を書くことに慣れてきたら、上記のアルゴリズム等を意識し、SEO対策を行いましょう。
1番重要なのは、「ユーザーにとって価値があるかどうか」です。
それだけは忘れないようにしてください。
⑤「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」
Googleは、ユーザーに高品質な検索エンジンを提供するために、アルゴリズムに対する大きなアップデートを行いました。
- パンダアップデート
- ペンギンアップデート
2011年に実施された「パンダアップデート」とは、コンテンツの品質評価をより厳しくするアップデートです。
主に、次の2つについて更新されたと言われています。
- 他サイトからコピーしたような独自性の低いコンテンツのwebページ・サイトの検索順位が落ちる
- 同サイト内の他ページのコンテンツの一部・全部をコピーしたような、独自性の低いwebページの検索順位が落ちる
要は、パクリは良くないということです。
ユーザーにとって有益でないのは明らかですからね!
このアップデートにより、webページ・サイトのコンテンツのクオリティーが見直されるようになりました。
2012年に実施された「ペンギンアップデート」とは、webページ・サイトの過剰な最適化に対して、ペナルティーを与えるようなアップデートです。
Webページ・サイトの過剰な最適化とは、例えば、次の2つがあります。
- 上位表示を狙うキーワードを、ページ内で多用し過ぎること
- 外部ドメインからのリンクを、増やし過ぎること
上位表示のためだけに、キーワードを過剰に詰め込んだページが増えていました。
しかし、そのようなページは、ユーザーからすれば読みにくいものです。
また、「アクセスが伴ったリンク」は有益ですが、「形だけの質の低いリンク」を大量に増やしても有益ではありません。
そこで、これらの過剰な最適化を行ったwebページ・サイトは、検索順位が落ちることになりました。
⑥「ペナルティー」について
ただいまご説明したように、検索順位を上げることだけを目的とした、形だけのリンクを大量に集める行為をすると、検索順位を落とされます。
こういったGoogleによるペナルティーには、以下の2つのタイプがあります。
- 自動ペナルティー
- 手動ペナルティー
不正リンクを集めた場合、たとえソフトウェアによる自動ペナルティーを逃れたとしても、Googleの「サーチクオリティーチーム」により手動でチェックを受けることになります。
不正リンクを外すなど、適切な処置をしない限り、検索順位は元に戻らないでしょう。
これからブログやサイトを運営していく方は、1度、Googleの品質ガイドラインに目を通しておくことをオススメします。
>ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
まとめ
いかがでしたか?
「Googleの基本的な仕組み」について、簡単にご説明しました。
細かいことは、ブログやサイトを運営していきながら少しずつ学んでいきましょう。
1番大切なのは、「ユーザーにとって有益な情報を発信しているか」です。
悪質な不正は絶対にせずに、誠実にSEO対策を行っていきましょう!
- ブログやサイト初心者の方
- これからSEOについて学ぼうと思っている方
- 「クローラー」「インデックス」という言葉にピンとこない方
当ページが、皆さんの生活や学習の一助になれば幸いです。
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