【初心者向け】暗号化と復号化とは？2つの方式を押さえよう！

 

当ページは、「暗号化と復号化」について、IT初心者向けに解説しています。

 

具体的には、「暗号化と復号化とは？」について説明した後、「共通鍵暗号方式」と「公開鍵暗号方式」について触れています。

 

こういった方々に最適な記事だと思います。

 

 

暗号化と復号化とは？

 

暗号化については説明が不要かもしれませんが、

改めて、「暗号化」とは、こんな感じの意味です。

 

インターネット上では、重要なデータの送受信が常に行われています。

世の中には悪い人がいるので、その重要なデータが盗まれてしまう危険性があります。

しかし、たとえデータが盗聴されたとしても、中身が解読できなければ、とりあえずは安心ですよね。

第三者が解読できないように情報を変形するセキュリティ技術を、暗号化といいます。

 

それに対して、「復号化」という技術があります。

これは、皆さんお察しの通りの意味です。

 

つまり、送信側の作業が暗号化で、受信側の作業が復号化です。

簡単に考えると、このようなイメージです。

 

また、暗号化されていない情報のことを、平文（ひらぶん）と呼ぶことがあります。

対して、暗号化された情報のことを、単純に暗号文と呼びます。

 

さらに細かく見てみると、暗号化と復号化には、キー（鍵）が必要です。

暗号化（平文→暗号文）をするには、暗号化キー。

復号化（暗号文→平文）をするには、復号化キー。

 

続いて、暗号・復号化の方式を2つご紹介するのですが、この「暗号化キー」と「復号化キー」がポイントになってきます。

 

 

共通鍵暗号方式とは？

 

共通鍵暗号方式とは、暗号化キーと復号化キーが共通である暗号方式のことです。

同一の秘密鍵（シークレットキー・プライベートキー）というものを使います。

 

家の鍵をイメージしていただくと、分かりやすいかと思います。

ドアを閉める鍵も、ドアを開ける鍵も、同じものですよね！

 

 

この方式は、暗号化・復号化の処理時間が短いというメリットがあります。

一方で、鍵の管理が大変というデメリットもあります。

暗号化キーと復号化キーが同じなので、暗号化キーが流出してしまうと、データを復号化される危険性が出てきます。

データを解読されないために、復号化キーだけではなく、暗号化キーも絶対に守らなければなりません。

 

 

公開鍵暗号方式とは？

 

公開鍵暗号方式とは、暗号化キーと復号化キーが異なる暗号方式のことです。

 

キャリーバッグの鍵をイメージしてみてください。

鍵を閉めるのは誰でもできますが、鍵を開けられるのは、鍵を持っている人だけです。

 

 

暗号化キーは公開されていますが、その鍵では復号化できません。

復号化するには、受信者しか持っていない秘密鍵が必要なんですね。

 

暗号化・復号化の処理時間が長くなってしまいますが、近年は、一般的に、公開鍵暗号方式が広く利用されています。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか？

「暗号化と復号化」について、簡単に解説しました。

 

 

「IT初心者の人」
「パソコンが苦手な人」
「暗号化って何？という人」

当ページが、皆さんの生活の一助になれば幸いです。